プロダクトデザイナーの小宮山洋さん、フォトグラファーの Gottingham さんが手がける、蔦屋書店のためのおみやげブランドのウェブサイトを担当しました。
蔦屋書店のテーマでもある「知のストレージ」という言葉、作家たちの発見のプロセスを大切にして、文章が伸縮する形式の新しい読み物サイトを目指しています。
https://store.tsite.jp/local-products/
2 名の作家が全国各地の蔦屋書店のある地域を訪れ、その土地のこと、地元企業のこと、人のこと、文化のことなどをリサーチする「アーティスティックリサーチ」という手法。そこから導かれたアイデアをもとに地元企業と一緒になって作りあげた「本にまつわるおみやげ」の数々を紹介しています。おみやげそのものと同じくらい発見のプロセスを大切にしている彼らの姿勢は、蔦屋書店の目指す「知のストレージ」という言葉に通ずるものがああります。
このサイトで展開する、伸縮できるテキスト形式は、ユーザが任意に読む方向を決めることができます。まえからうしろへ一方的に進む読書体験とは異なり 3 つある地域のどこから読みすすめていっても構いませんし、すべてを網羅的に理解する必要もありません。旅をしてそこでいくつものことを発見をして、おみやげづくりやリサーチ活動をすすめた 2 人の作家の知のプロセスを追体験してもらえるようなものになればと思っています。
実装にあたっては YAML 形式でこの伸縮テキストを表現できるよう、新しいフォーマットを設計しました。通常の前から後ろへとかいていく文章と違い、なれるまでは文章を書くのにもかなり苦労しますが、こういった読み物の形式のもつ可能性は今後も探っていきたいと思っています。
https://store.tsite.jp/local-products/
- 主催
- 代官山 蔦屋書店
- エグゼクティブプロデューサー
- 増田宗昭(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)
- プロデューサー
- 田島直行(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)
- クリエイティブディレクション・プロダクトデザイン
- 小宮山洋 (小宮山洋デザイン事務所)
- 写真・キュラトリアルディレクション・編集
- Gottingham
- アーティスティックリサーチ
- Gottingham&Yoh Komiyama
- おみやげ製造
- 株式会社 百田陶園 (佐賀県有田町)
有限会社 篠原紙工 (東京都江東区)
株式会社 AZOTH (宮城県仙台市) - ブックデザイン
- 木村稔将
- ブックバインディングディレクション
- 篠原慶丞 (有限会社 篠原紙工)
- 製本
- 有限会社 篠原紙工
PIC増渕みづ紀 (有限会社 篠原紙工)新島龍彦 (有限会社 篠原紙工) - 印刷
- 株式会社 山田写真製版所
- 紙
- 株式会社 竹尾
- ウェブディレクション・プログラミング
- 萩原俊矢
- ウェブサイトデザイン
- 沼田摩耶
- 構造設計
- 品原葉
- 執筆・編集・翻訳
- 坂本和子
- イラスト (本になったTシャツ)
- Emi Ueoka
- 展示
- 高野 大介(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)
- 展示デザイン
- 小宮山洋 (小宮山洋デザイン事務所)
- 什器制作
- HIGURE 17-15 cas
- マーケティング
- 藤井継(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)
- パブリックリレーションズ
- 元永純代(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)
- デザインマネジメント
- 小宮山豊 (小宮山洋デザイン事務所)
- デザインアシスタント
- 玉澤幸子 (小宮山洋デザイン事務所)